朝7時。
でこぼこファームの
竹原さんから
一通のLINEが届きました。
「お野菜いかがでしょう。」
「お願いします。」
と返事をすると
「このまま向かいまーす。」
と返事が来て数分後、
「おはようございます」
と星舟庵に来てくれました。
「そのままですみません。」
と、カゴから出してくれました。
「あ、いえいえ。」
と台所に入り、
盆ざるを持ってきてると、
「ザルいいですね〜」
その上に並べてくれました。
そう。
竹原さんは【今】畑で収穫した野菜を
そのまま持ってきてくれているのです。
秋茄子、
甘長、神楽南蛮、ゴーヤ。
ナスは手に取ってみると、
ずっしりと重い。
ヘタは棘でチクチクしていて、
今さっきまで木になっていて
土と繋がっていたことが
伝わってきます。
そのとれたての野菜は
健さんがすぐに天ぷらにしてくれて、
朝ご飯は贅沢に天ざるになりました。
このなす。
健さんと2人で
食べているとき、
たった1本のなすに
とっても満たされている
自分に驚かされます。
お茄子。
日常でナスの天ぷらを食べるときに、
私たちはどのくらい
ナスの味を感じているでしょうか。
ひとくち、口に入れて咀嚼するたび
ナスが本来持っている命の強さを
いただいているんだと感じます。
それは育てた人が収穫して、
そのまま届けてくれるから、
【竹原さん】を知っているから
より大切に扱いたくなるし
むしろ、
感じたくなるものだと、
自然に思います。
しかも、
今日の秋ナスは特別で。
なんと初物なんです。
竹原さんの話によると、
ナスの初物は写真のとおり
立派に成長するけど、
2回目の収穫からは
虫が付きやすかったりして
苦労するそうです。
竹原さんのお母様は、
収穫は初物だけで、
2回目以降は
全て選定していたそうです。
だから、
1本の木からの収穫は
ほんのわずか。
でも、
【ほんとうのナスの味】
っていうのは、
そのくらい貴重なもの
なのかもしれません。
ほんとうのものって
ほんの少し食べるだけでも、
お腹いっぱいにならなくても
とても満たされます。
「ごちそうさま。」
内側から湧いて出てくる
その発する【言葉】が
おのずと変わってきます。
***
ここまで読んでくださった方、
ありがとうございます。
現在、
駅前のカフェOAZOさん、
でこぼこファームさん、
星舟庵
の3社で
をやっています。
ツアーの内容は、
でこぼこファームさんにて
竹原さんの案内付きの農園見学と収穫体験
↓
星舟庵にて
蒸留体験と健さんのお抹茶のおもてなし
↓
OAZOさんにて「たまこもランチ」
でこぼこファームさんのお野菜を使ったランチをいただく
というものです。
第1回目は8月5日でした。
定員6名のところ4名さまが
ご参加くださいました。
猛暑の中、
ありがとうございました。
***
今日の記事は、
でこぼこファーム
竹原さんのつくるナスの
お話をさせていただきました。
今日お話したナスがなっている
竹原さんの畑を
実際に足で歩いて
畑を目で見て、
畑から見える空を見て
畑から見える海を見て
畑の風を感じてみると
もしかしたら
明日から見える景色が
スーパーで手に取った野菜や食材を
その目にうつしたとき
何かが変わるかもしれません。
それはまさに
【明日がよろこぶ】
ということなんだと
思っています。
***
明日がよろこぶたまこもツアー
第2回目の開催は
9月23日(土)
秋分の日です。
昼と夜がちょうど半分になる日。
夏から秋へと移ろう季節の風を
感じてみるのはいかがでしょうか?
興味を持ってくださった方は
こちらのリンクから詳細を
チラリとのぞいてみてください。
また、質問やお問い合わせ
LINEの個別メッセージから
お待ちしています。
星舟庵
西村健、純子