『なにもしない』時間が必要な理由~星舟庵ができるまで

今日のブログは少し長めです。

 

だけど、もしあなたが

 

「何もしないをする」

 

と、いう言葉に少しでも何か感じたら

ちょっと立ち止まって

読んでいただけたらと思います。

 

 

私は、自分自身に対して

間違った認識をしていました

 

ずいぶんと長い間…

 

 

 

 

10年くらいかなぁ~

 

お金を稼ぐことに

たくさんの意識を向けていました。

 

なので、

フリーランスになってからは、

ビジネスの勉強に、

投資をしたりもしていました。

 

商品には自信があったので、

あとは、集客できればいいんだと。

 

そして、

ある程度の売り上げを

あげられるようになったので、

かねてからの夢だった

都内(大門・浜松町)へ移転をしました。

 

 

 

 

 

ここで、ガクっと来客数が減りました。

 

 

 

 

 

 

単価を上げたからなんですね。

 

 

 

 

それは覚悟の上でしたが、

ぽっかり空いた時間に対して、

焦りはありました。

 

移転前(川崎)のサロンでは、

ほぼ1日中、お客さまが

いらっしゃったけど、

 

大門・浜松町になってからは、

1日にお客さまが一人

という日が増えてきました。

 

当時の自宅は品川だったので、

大門までの通勤時間は10分ほどだったし、

ご予約のない日は、出勤しなかったし、

自由な時間が本当に多くありました。

 

自由な時間っていうと響きはいいけど、

つまりは仕事をしていない訳で。笑

 

来客数と売上金額が、

減っていく訳で・・・

 

 

 

 

ところが!

 

 

 

 

一人のお客さまへ全力を注いで

接客をしている自分が、

とっても充実している

ことに氣が付くんですね。

 

 

 

そこで、改めて知ることになるんです。

 

 

サロンには、

ガチで『じぶんの話』を

しに来て欲しいんだ

と。

 

私は、

少しの人と深~く

つながりたいんだ

と。

 

 

ちょっと昔の話なんだけど、

大手のサロンに勤務していた頃のこと。

 

来る日も来る日も息つく間もなく、

まるで施術マシーンのように

お客さまを“こなして”いたんです。

 

そんな状態に違和感を覚え、

 

私にしかできない

オーダーメイドのサロンをつくろう!

と決心し、

 

苦労して入ったサロンを

たった半年で退職しました。

 

そして、お客さまと深く繋がれるよう、

完全個室のサロンを立ち上げたのが、

川崎のサロンなんだけど、

その深さじゃ、

足りなかったんですね…

 

 

っで、話を元に戻すんだけど、

そんなこんなで、

移転先(大門・浜松町)では、思い切って

 

1日お一人さま限定

 

と、コンセプトを変更し、

更に単価を上げました。

 

 

しかも、

当時は予約システムを導入していましたが、

ちょうど更新期限だったので解約し、

自分で予約フォームを作って

運営をすることにしました。

 

(システム会社とは7年間の契約の縛りがあったんだけど、ちょうど満7年でタイミングがバッチリだった。驚)

 

当時のお客さまからしたら、

便利なツールがなくなって、

不便だったと思います。

 

でも、誰でも使える便利なツールで、

多くのお客さまを集客することではなく、

 

「行きたい。」

 

と、思ってくれるお客さまと

深く密につながるんだ

 

その思いで進めていきました。

 

もちろん、怖かったです。

 

どんどん変えていくことに

どれだけのお客さまが

理解してくれるのか。

 

 

そして、恐れは現実となり、

お客さまは更に減りました。

 

(合わせて貯金もどんどん減っていきました。)

 

でも、

そのお客さまが減った時期こそが

私にとって必要で大事な時間

だったんです。

 

んで、

何をしていたかというと、

 

・お客さまのいないサロン内で、

「ぼや~」って、頭を無にしてたり

 

・「自分の生まれてきた目的」を、

占星術を使って読み解いたり

 

・「どうなったら自分が幸せなのか?」

と、ノートに書き出し続けたり

(軽く10冊は超えている。)

 

自分の感情や想いと

真剣に向き合っていた

 

んですね。

 

時間が経つのを忘れ、

『自分に没頭』していました。

 

そのくらい

自分を知ることが

楽しくて仕方なかった

んですね。

 

ちょっと現実的な話をすると、

 

どんどん減っていく

貯金通帳を片手に、

 

集客活動もせず、

自分の本音と向き合うことは、

むちゃくちゃ苦しかったです。

 

お金が減るだけでなく、

入ってこないこと

 

が、怖くて怖くて

集客の方法を探そうとしたことは、

何度もありました。

 

「お金がなくなること」

「自分を知る」

との闘いは、

すざまじかったです。笑

 

でも、

お金の恐れも一緒に抱えて

自分のやりたいこと

と、向き合っていました。

 

 

その結果、

20年前から何度も何度も

浮かんでは消えてを繰り返していた、

 

・自然と調和できる場所に身を置く

・古い日本家屋に住む

・『和』のトリートメントルームを作る

 

を、叶えよう!

 

と、動き出せたんです。

 

 

ということで、

 

自分がなにをしたいのか?がわかった

のは、大門・浜松町へ移転したときの、

 

なにもしない時間だったんです。

 

ずいぶんと長くなりました。

ここまで読んでくださった方、

ありがとうございます。

 

以上が私のストーリーです。

 

もしあなたが

 

・自分の幸せがなにかわからない

 

とか

 

・ 会社の人間関係の悩みを解決したい

 

とか

 

・なぜ生まれてきたのか知りたい

 

などいう氣持ちから

 

「なにかしなきゃ!」

 

と思っていたら、

 

ちょっと立ち止まって

なにもしない時間を過ごして

本当の自分の氣持ちを

丁寧に聞いてあげる

 

のはひとつの道だと思います。

 

行動を起こすのはそれからでも、

全然遅くないと私は思うのです。

 

むしろ、近道です。

 

なぜならば、

自分の目的がハッキリと

わかっているからです。

 

西村じゅんこ

西村じゅんこの失敗事例~湯河原で知った本当のこと

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