自分の氣持ちって、ちょっと油断すると心の奥にしまいこんで、氣がつかないことにしてしまうんだなぁ~と、改めて思った出来事です。
精油のメーカーを、ニールズヤードへ変更したときに実感した話です。
固定観念にとらわれていた自分
今年も精油を仕入れる時期がやってきました。
いつものように作業を始めたのですが、なんとなく「ザワザワ」していましたので、ちょっと時間をとって、自分と正直に向き合ってみることにしました。
ただただ、思ったことを紙に書きだすという単純な作業でしたが、なんと、驚くべき事実が判明したのです。
「私は精油の販売をしたくはない。」
ということがわかったのです。
「アロマテラピーサロンだから精油を販売している”べき”。」
という固定観念の中でとらわれていた自分が出てきたのです。
自分と正直に向き合ってみると
さらに、氣持ちを深く掘り下げてみると
「精油1本1本にもっと愛着を持って触れたい。」
という自分がいることにも氣がつきました。
その氣持ちを受け入れたら
「好きな種類を、好きな時に、好きな分だけ買おう!」
ということに落ち着きました。
精油の販売もしていたので仕入の際、品質だけでなく、量にも重点を置く必要があり、海外から一度にたくさん仕入れることで対応していましたが、『種類を多くすること』に重点を置く仕入れ方にシフトし、精油のメーカーを変更しようと思い立ちました。
7年目にして初めて氣がついたことです。
ザワザワの中へ入っていく
仕入れ作業に取り掛かる前の「ザワザワ感」が、スゥーっと消えていき、「自分の好き」を見つける「ワクワク感」に変わりました。
ちょっとしたきっかけですが、「ザワザワ」を無視することなく、この中にあえて入っていき、自分の本当の氣持ちを確かめることが、いかに大事なことであるかを改めて体感した出来事でした。
「自分の好きを大事にする」は、
「人を大事にする」と
イコールなんですね。
精油のメーカーを変えることによって、お客さまへ提供するサービスの質が上がったのですから。
また、他人に対してネガティブな感情を抱くときは、自分を大事にできていない場合であることが往々にしてあります。
私が「コノヤローーーーっ」と思うとき、自分の内側を丁寧に見つめてみると、たいてい自分をないがしろにしていることがほとんどです。
あとがき
私は昔から物が少ない人でした。
「必要なものが少しだけあればいい。」と思っています。身の回りに物をたくさん置きたくないんですね。今でも家のモノはびっくりされるくらい少ないです。笑
なので、「好きな香りを必要なだけ」という結論はとても自然な自分で、なぜ7年もしていなかったんだろうと不思議に思ったくらいでした。
そのくらい「したい!」という氣持ちを隅に追いやり「べき」という「枠」の中で小さくなっていたということだと思います。
自分の「好き」を求める…どんどんしていこう!そう思った出来事でした。
西村じゅんこ