フランキンセンスと風邪の話

先日の夜、風邪をひきそうになりました。頭は重く、寝ても寝ても眠いし、咽が痛い。かなりまずい状況でした。

だけど、このひき始めが肝心なんです。このくらいの症状なら、まだアロマでなんとかなる段階です。

一般的なところで思いつく精油は、ティツリーやユーカリです。他に何かあったかな…アロマの本パラパラとめくりながら探していると、フランキンセンスに目がとまりました。

■抽出部位:樹脂
■抽出法:水蒸気蒸留法
■香り:ウッディで重厚な中に、甘さとほのかにスパイシーさを感じる香り
■支配星:太陽

画像提供 NEAL’S YARD公式

これだ!と、一瞬キラめいたけど、実のところフランキンセンスの香りは、どうにもこうにも苦手なんです。香りの好みって体調や氣分で日によって変わっていきますが、「いい香り〜」と思ったことが一度もない香りなんです。

そして、今回も香ったところでピンとこないんですね。どうしようか少し迷いましたが「たまには使ってみよう!」ということで、使ってみました。

フランキンセンスの精油をホホバオイルで2%に希釈し、更にティツリーの原液をドバドバと入れ、即席ヴェポラップの完成。

これを咽に塗ること3時間ほど…。

急に咳が止まらなくなりました。

結構長い間。

 

その後、驚くことに直径8mmくらいの痰が3つ「ポロ」っとでました。

本当に「ポロ」っと。

その数分後、重かった頭は軽くなり、咽の痛みもどこへやらな状態になりました。そして、復活しました。

あとがき

今日は、風邪の初期症状とアロマテラピーのお話でした。

本来アロマテラピーとは、香りを楽しむものなので「いい香りだなぁ~」と、感覚で選ぶということを、日頃から大切にしています。

なので、効果・効能だけを目的に、薬のように使うことはありません。

だけど「心」だけでなく「頭」も使う「知的アロマテラピー」も、たまにはあってもいいなぁ〜と思った出来事でした。

【注意】
精油は基本的に原液を塗ることはできません。私は、自分のからだで人体実験(笑)を、繰り返した結果、ティツリーとラベンダーは大丈夫でした。原液の扱いには充分気を付けてくださいね。 

西村じゅんこでした。

芳香蒸留水の石けんのはなし

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