お墓参りを相談する

何年か前から、祖母のことを考えることが増えてきました。すると、氣になって仕方ないのがお墓参り。そんな中、今年のお盆の話です。

お墓にたどり着けない

私の実家には仏壇がないので、ご先祖さまに手を合わせることができるのは、お墓の前になります。

でも、お墓は青森にあるので1年に2回行ければいいくらいです。しかも、お墓参りに行こうとすると、複雑な家庭環境だったせいか母はいい顔をしません。でも、私もいい大人なので、青森に行くと1人でコッソリ行っています。

ところが、ここでいつも不思議なことが起こります。母方のお墓はすぐにたどり着くのですが、父方のお墓はどうしても覚えられないのです。何度行っても迷う。一度でたどり着けないのです。

全く難しい場所じゃありません。そして、お参り後は、目印になる場所を声に出して耳で記憶し、景色を指を差して目からもインプットをして帰っています。でも、毎回迷う。嫌われているのかしら?

裏にある大きな樹。ここに来ると祖母から見守っていただいているように感じます。

その筋の方に相談してみる

お墓参りについて心配が募ってきたので、「その筋の方」へ相談をしてみることにしました。するとこんな話をしてくださいました。

じゅんこさんのご実家は、ものすごく上に行かれているので、我々の供養を必要とされていません。だから行かないことを、氣に病む必要はないですよ。

2019年8月の十和田湖です。この広く続く「青」を見るたび、無限の力を感じます。

そして、今年のお盆のできごと

「その筋の方」との話が記憶から薄れた頃、今年のお盆がやってきました。そして、今回はいよいよ、父方の祖母のお墓にたどり着くことができませんでした。

青森はお盆を大事にします。朝6時に行ったのですが、お寺さんの駐車場には、たくさんの車がとまっていました。本堂の扉は大きく開放され、中からはモクモク(?)とお線香の香りと煙が漂っていました。

あちこちで迎え火が炊かれている中、1時間以上グルグルと墓石を見つけて歩いたのですが、見つけることは叶いませんでした。

しかも、墓石に書いてある名前も、どんな墓石かも思い出せなくなっていました。去年の夏に行ったばかりなのに。

ただ、祖母の戒名は記憶していたので、墓石の横の戒名をたどり、なんとか探し当てることができました。でも、帰ってから仏壇の戒名を確認すると、記憶していた戒名がそこには書かれていませんでした・・・

私はいったい誰のお墓に手を合わせ、お酒をお供えしてきたのだろう…

東京に帰り「その筋の方」へ話をすると、

「もういいんじゃないですか。」と、笑顔で言ってくださいました。私も、それ以上は聞きませんでした。

ただ、「その筋の方」が、お墓参りをしなくていいというのは、なかなか珍しいなんじゃないかと…

この方は、本物なんだろうな、とも思いました。

八戸市にある蕪島。ウミネコの親子。遠くから望遠でコッソリ撮らせてもらいました。お母さんの目がとてもやさしい。

あとがき

夏のお盆。母方の祖父母のお墓参りは、いつものように無事に済ますことができました。母方の祖母には会ったことはありません。私が生まれるずっと前に病気で亡くなったそうです。

大人になってから知ったのですが、亡くなる直前「身の厚いヒラメが食べたい」と言っていたけど、叶えてあげられなかったそうです。

私は小さい頃から青森に行くと、まずヒラメを食べたがりました。食の細い子どもでしたので、何かを食べたがるって、珍しいことです。

もしかすると、これは母方の祖母の供養だったのかもしれないな、と。今になって思います。

そして「ヒラメを食べたい」という幼い私の願いを聞いて、たくさん用意くれた父方の祖母に感謝をしています。

西村じゅんこでした。

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